人間は、主に下記の物をミツバチの生活環から得て利用をしている。
ハチミツ
花から得られる糖分と水分、ミツバチ体内の転化酵素が濃縮された物質。有史以前から甘味料として利用され現在では製菓原料、化粧品原料、栄養食品などにも利用される。
蜜蝋
ミツバチが体内で合成し分泌する物質。ワックス成分で巣の主要な構成材料となっている。中世ヨーロッパではろうそくの主原料であった。蜜蝋自体は食品とはならないがワックス、油絵具などのメディウム(薄め液)、石鹸、クリーム、口紅、蝋燭などの原料として利用される。
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プロポリス
植物が芽等を保護目的で分泌した滲出物をミツバチが集めた物質。ミツバチは営巣空間の内面を内張りしたり隙間を埋めるのに使う物質である。抗菌性や抗酸化性などが注目され、健康食品として利用されている。
ローヤルゼリー
働き蜂が体内で合成し咽頭腺から分泌する物質。ローヤルゼリーを与えられたメスの幼虫だけが女王蜂として成長する。ゲノム解析により女王蜂と働き蜂のゲノムに違いがないことが明らかになっており、どのメスの幼虫も女王蜂になる可塑性を持っている。
花粉
働き蜂は花粉を幼虫の餌やローヤルゼリーの原料とするため、だんご状にして集めてくる。主に乾燥物が健康食品として利用されている。